天沼弁天池があった頃
こんにちは!スタッフTKTです。
Dsから徒歩5分ほどにある区立郷土博物館の分館をご存知ですか?
先日のお休みにこちらの特別展示「天沼弁天池があった頃」を見学!!
展示の入り口には杉並区の地図があり、来場者の方の思い出が付箋で貼られていました。
「天沼弁天池」は現在公園となっており姿を消していますが、展示ではその弁天池を巡る歴史、大正から現在に至るまでの変遷を紹介していました。
現在の弁天池公園の敷地は戦前、二つに分かれていて、公園の広場辺りにあった弁天池を天沼八幡神社が、郷土博物館分館のあった辺りを宮崎さんという実業家の方が所有していたそうです。この宮崎さんが所有していた土地の内に瓢箪池と呼ばれる湧水池があったそうで、こちらは日本庭園として整備されてました。
上の写真は現在の公園の池。恐らく瓢箪池はこの辺りにあったと思われます。
戦後、この宮崎さんの所有だった部分は割烹旅館となり、その名も「弁天荘」という名で営業していたのですが、建物も宮崎さんの建てた家屋がそのまま利用されたみたいですね。当時の間取り図なんかも展示されてました。
この「弁天荘」、現在は跡形もないですが、なんと天沼八幡神社にその名残が残っているとのこと。
どこにあるかというと。。。
ありました!狛犬の台座です。「株式会社天沼弁天荘」とあります。
こんな所に残っているとは。。。こういうの歴史の痕跡みたいのを見つけると面白いですね。
ちなみに、天沼弁天池公園の脇に弁天様は今でもひっそり祀られています。
天沼弁天池は昭和50年頃には湧水が湧かなくなり、枯れてしまったそうですが、辺りを散策すると意外にもその痕跡が残っているものですね。
特別展示は8月27日まで。無料で見学できるのでぜひ!お子様の夏休みの自由研究の課題にも最適です(笑)
スタッフTKT