貴重な地図を見てみよう!
こんにちは!スタッフTKTです。
先日いらっしゃったお客様から、
「旧日本軍が作成した地図をアメリカの大学がウェブで公開しているらしいですよ!」
との貴重な情報を頂いたのです。
ってことでさっそくネットで検索してみると、ありました、ありました!
今回公開されたのは「外邦図」とよばれた旧日本軍が作成した地図。
アメリカのスタンフォード大学の書庫で見つかったそうですが、大学の書庫ってもはや何が眠っているか誰も分からなくなってるってことに驚き。。。(笑)
「外邦図」の名の通り外国、特にアジアの地図が多く公開されていました。
スマホのGoogleMapを開けば全世界の、しかもストリートビューまで見れてしまう現代ですが、これらの地図が作成されたのは明治時代から太平洋戦争末期。
外国に行って測量し、地図を作成するということは命懸けの行為だったそうで。実際に測量士が殺害されてしまうという事件もあったそうです。そんな風にして先人が作り上げてきた地図がネットで気軽に見られるって有り難いことですね。
とはいえ、外国の地図もいいですが、やはり身近な国内の地図も見てみたいですよね!
荻窪周辺の地形図です!昔は「をぎくぼ」だったんですね。
昭和4年に発行された地図だそうで、よく見ると杉並区はまだありません。杉並町が存在しているのみ。
Dsのある天沼八幡通りはこの頃には既にあったみたいですね!ただ、建物の数が少ないので、商店街はまだなかったかもしれません。
天沼の右上には「小谷戸」と書かれていますが、これは小字です。「天沼」は大字で、さらに小字として「小谷戸」や「四面道」、「宝光坊」などがあったようです。今では消えてしまった地名たちですが、一部残っている所もあります。本天沼という現在の地名がそれで、天沼の小字「本村」があったところから由来しているそうです。まさに地名に歴史あり!
他にも現在との違いや面白い表記があるので探してみてください!
↓が荻窪を含めた吉祥寺・三鷹周辺の地図です。
今でこそ中央線沿線の駅は栄えてますが、この頃は郊外感がめっちゃありますね。。。
スタッフTKT